自己破産


 
 
 破産とは、支払義務のある債務(借金等)を支払い続けることができなくなった場合に利用する
 最終的な清算手段です。

 破産した場合、必要最低限の財産を除き、私財を処分し
 債権額(借金額等)の割合に応じ、債権者(貸金業者等)に分配します。
 
 なお、家族が保証人になっていない限り、家族の名義の財産を処分する必要はありません。
 
 現実には、自己破産する方の大半が、借家住まいで、預貯金もほとんど無い方です。
 このような方の場合、必要最低限の財産しか手元に無いので破産しても
 ギャンブルでの極端な浪費などでない限り
、破産による私財の分配が行われることは、
 ほとんどありません。




 
 ● サラリーマン、年金生活者、主婦などの場合

 貯金、不動産、株式等の私財を全て処分しても、
 現在の月収で、毎月最低限必要な生活費(食費、水道光熱費、家賃、税金等)を
 支払った後、借金等の約定の毎月の返済に必要な資金を捻出できない場合、
 自己破産します。



     
      自己破産の流れ


 広島市近郊の場合、破産手続完了(免責)まで、約3、4ヶ月程度かかります

  
  相談
  
  (当事務所の相談〜生活再建までの流れと同じ)

  
  事件受任、受任通知発送、債権調査、債権額確定
  
  (当事務所の相談〜生活再建までの流れと同じ)
  
  
  破産申し立て

  破産申立書、その他添付書類一式をそろえて裁判所に申立書類を提出します。


  破産審尋(広島地裁では司法書士関与の場合、省略される場合が多い)
  
  裁判所で申立書類の事前審査が終わったら、申立の意思の確認、申立の内容の
  不明な点等確認のため裁判所に出頭します。
  
  司法書士、弁護士が関与していても、本人の出頭を求められる場合があります。

 
  破産決定
  
  破産申立の要件が満たされていれば、破産決定が出されます。
  
  本人又は司法書士、弁護士にその決定書が送られてきます。
  
  破産した旨が官報に載ります。
  官報とは国が発行する新聞です。一般の方が読むことはあまり無いでしょう。
  
  しかし、悪徳業者(ヤミ金融業者)はこの破産者リストに載った方に対して、
  ダイレクトメールで借金の勧誘をします。
  ヤミ金融業者は、一度破産したら10年は破産できないのを悪用して、刑事罰に
  該当するほどの高金利で貸し付けます。
  
  無用なトラブルを避けるため決してヤミ金融業者を利用しないようにして下さい。


 (1)破産同時廃止
  
  前述(破産の概略)のとおり、通常は破産決定とともに破産同時廃止と
  なります。債権者に分配すべき私財が無い場合は、破産手続が廃止され
  あとは免責を受けるだけになります。
 
 (2)破産管財人選任

  分配すべき私財がある場合には、破産管財人が選任されます。
  通常は、裁判所が選任した弁護士が破産管財人となります。
  破産管財人の報酬は20万円以上であることがほとんどです。


  免責審尋

  破産廃止の後、債務の支払義務を法的に免除することを免責といいます。  
  裁判所で申立書類などの事前審査が終わったら、申立の意思の確認、申立の内容の
  不明な点等確認のため裁判所に出頭します。
  司法書士、弁護士が関与していても、本人の出頭を求められます。
  破産にいたる原因がギャンブルによる浪費、高級ブランド品の買いすぎなど
  の原因でない限り、免責となります。


  免責決定

  免責の要件が満たされていれば、免責決定が出されます。
  
  本人又は司法書士、弁護士にその決定書が送られてきます。


  破産手続き終了

  免責決定が出ると、完全に破産手続も終了します。